激しいバトルを終え、全員が本堂に集まっていた。
「やはり醤油合は始まっていたのですか…」と二段仕込み仮面
「うむ。こうして鍵が集まり始めたこと自体その証拠といえよう」和尚は沈痛な面持ちで語る。
「和尚。醤油合って?」
「醤油はな、常に新たなる世界を切り開いてきたのだ…醤油自身たちの手によってな…」
「???」
何の事だか全くわからないカオリ
「数百年に一度、世界の醤油はざわめき、醤油の鍵を聖地に集結させる…そして全ての鍵が聖地に集結したとき、醤油の新たなる歴史が開かれる…それが醤油合じゃ…」
「でも鍵集めてんのは醤油じゃなくて私だよ?」とカオリ
「それも醤油の導きに過ぎない…伝承によればな…いずれにせよ一度醤油合が始まれば完成するまで何人たりとも止めることはかなわぬ。」
「醤油合が完成すると何がどうなるわけ?」
「わからぬ…だが醤油合を完成させたものは、醤油の全てを知ることができるという…二段仕込みを呼んだのは醤油合が始まったのかを相談するためじゃったが…もはや疑いはない…醤油合は正にいま進行しておる…」
和尚は立ち上がると醤油菩薩の前に歩み寄り、醤油菩薩を見上げて背布由寺の歴史を語った。
「そもそもこの背布由寺…伝醤寺もそうだがの…かつて醤油合を完成させた、偉大なる醤王の教えを伝えるために作られた寺なのじゃよ…」
「醤林寺…ですね…」チョウ・カンファが口を挟む。
「醤林寺…全ての醤油の源流と呼ばれた地…」二段仕込み仮面が呟く、その声には恐れと憧れが混じっていた。
「そこであれば、醤油合の謎も、鍵のありかもわかるかもしれん…カオリよ…醤林寺を目指せ!」と和尚が言ったとき、既にカオリの姿はなかった。
「あっ!私の鍵もない!」チョウ・カンファが驚きの声をあげる。
カオリは既に第二の鍵を奪い、醤林寺を目指して背布由寺を後にしていた。
「…ふふふ…聖地…オールゼロ…醤油合…面白そうじゃない。さーて。デヴィッドより先に醤林寺につかないとねぇ」 カオリはあふれてくる笑みを押さえきれないようだった。笑みを浮かべたままカオリは飛醤油に乗り、樹海を疾走する。