東京地方裁判所による仮処分の決定を受け、「e-One」の製造や販売を中止し、e-Oneの予約客の解約を受け付けると9月21日に発表したソーテック。しかし同社は、来週早々にe-Oneと同じ形で大きさの異なるパソコンを発売する計画だ。
ソーテックが発売するパソコンは、e-Oneとまったく同じ形状のCRT一体型。だが、サイズは5倍。高さ2.5メートル、横3メートル、奥行き3メートルであり、三星電子製の75インチの大画面CRTを採用した。総重量は650キログラムと家庭用パーソナルコンピューターとしては異例の重さ。業務用メインフレームに匹敵するサイズのパソコンに同社は「前例のまったくない斬新なパソコン」と自負する。
もともと同社では、e-one発売当初から、こうしたパソコンの発売を計画していたが、仮処分の決定を受けて発売の時期を早めた模様だ。名称は未定。
しかし気になるのは、同社の新しいパソコンが今回の東京地裁の仮処分に抵触しないのかという点だ。今回の仮処分は、アップルが8月24日、「e-OneはiMacの類似商品であり、消費者がe-OneをiMacと混同する」と不正競争防止法違反で提訴。これに基づき、東京地裁がe-oneをiMacの類似品と認定し、混同するおそれがあると判断したものだ。
しかし、今回のソーテックの新製品は、大きさこそ違え、e-oneとまったく同じ形状だ。この点について同社は、「これだけ大きさが違ってiMacと混同する人がいるとは思えない。この二つを混同することは、自動車とプラモデルを混同するようなものだ。」と主張、さらに、見分けがつかないユーザーに対して、同社は五カ国語で「これはiMacではありません。」と記載された1メートル角のデカールを提供する他、iMacとe-Oneの相違点をレクチャーする講習会を無料で開催するという。
波紋を呼びそうなソーテックの新製品は10月初旬に出荷開始予定。