雪。
関東には珍しく、積もる雪だ。
六本木ヒルズにも積もっているのだろうか。
ふと東京の方を見て、六本木ヒルズに思いを馳せる。
雪降りしきる、六本木ヒルズの屋上に立つ堀江貴文。「今、ボクは雪になる!」
助走をつけ、夜の東京に舞う堀江貴文の体。
目を閉じ、白い雪を纏い、自由落下する、堀江貴文。
地面までは283メートル。地面に接触するまでの時間は、数秒…5,4,3,2,1…ゼロ…六本木ヒルズに響く、鈍い音。音は周囲の雪に吸い込まれ、それほど響かずに、すぐに消えた。
大方の予想を裏切り、堀江貴文は華麗に着地した。なんという身体能力。
彼は、何も無かったように、正面入り口からヒルズに入り、仕事の続きにいそしむのだった。彼の左手には雪に塗れたポッキーの箱が握られていた。
そんな雪の日の白昼夢。