【社会】愛・地球博=世界初の観客ロボット公開
日立製作所は18日、愛・地球博(愛知万博)で出展される、世界初の観客ロボット「SAKURA(サクラ)」を報道陣に公開した。SAKURAは、身長 120センチ、体重約68キロ。自動走行機能を備え、目をキラキラと輝かせながらパビリオンを歩き回り、音声合成により、さも心から感心したような声を上げることができる。この日は、報道陣のカメラに向かってピースサインを出すなどして観光客振りをアピールした。
地球博の目標入場者数は1500万人。この目標値が達成困難であるという意見が一部から出ていたが、博覧会協会側は観客ロボットSAKURAの動員により、目標値を達成する方針。博覧会協会の牧村房雄事務総長は「入場者数が目標に達する達しないにかかわらず観客ロボットSAKURAをフルに動員し、入場者数の底上げを行いたい」と説明している。
ロボットを来場者数に含めることについて、牧村事務総長は「21世紀の万博としてロボットを来場者に含めることは当然。世界初の試みとして誇らしく思っている」と述べ、問題が無いとの見解を明らかにし、ロボットの入場料については「検討中なのでお答えできない。ロボット割引として無料にする案もある」と述べるにとどまった。
「ロボット優遇案はありえない。ロボット無料を認めたら、ロボットのふりをする人間が出てくるのは明らか。どうやってロボットと人間を区別するのか。入場ゲートで生命とは何かの議論が起こりかねない」(関係者)との指摘もあり、今後の混乱が予想される。