【社会】東横線、ハプスブルグ家専用車両の利用ゼロ
東京急行電鉄が先月から導入したハプスブルグ家専用車両の利用が全く無く、車両の無駄遣いとの非難の声が高まっている。
痴漢対策のため導入した女性専用車両が好評だったため、同社では他線との更なる差別化として、オーストリアの名家ハプスブルグ家の人々のみが乗車できる車両の導入を行った。日本でのハプスブルグ家専用車両は初めて。
専用車両は外装をマリア・テレジアン・イエローで飾り、内装には大きなシャンデリアやロココ調の調度品を配した贅沢なつくりで通常車両の約7倍の値段。盗難や強盗を防ぐため、専用車両に乗るためには専用ICカード、静脈認証、虹彩認証の3つの認証システムのチェックを受ける必要がある。
同社企画室は「通勤電車に必要なのはゆとりと安らぎ。ハプスブルグ家の人々ような本物のセレブが同じ電車に乗っていれば、通勤電車の雰囲気も変わるのではないかと考えた」とその狙いを語るが、現実には利用はほぼゼロ。厳重なセキュリティチェックとあいまって、豪華なシャンデリアと調度品だけが並ぶ専用車両が毎日運行しているのが現状だ。
同社企画部も「(東横線沿線に)どれくらいハプスブルグ家の人がいるのかなどの調査が十分ではなかった。」と見通しの甘さを認めるているが、乗客は「乗客を何だと思っているのか。ふざけている」「黄色い専用車両を見るだけでイライラする」「ハプスブルグ家は既に没落した家系」と不満を募らせており、専用車両の見直しは避けられそうに無い。
同社では東横線沿線在住のハプスブルグ家の人々に乗車を呼びかけると共に、米ロスチャイルド家の人々にも専用車両を開放することも検討している。