【社会】ふ菓子を原子炉の制御棒に使用か 80年から3年間
東京電力須東第一原発7号機で1980年7月から3年間の間、原子炉の制御棒がふ菓子にすりかわっていた可能性が高いことが、29日、東京電力の調査で分かった。ふ菓子が1次冷却水によって湿気って歯ごたえが失われた可能性があるが、周囲への放射線漏れはなかったして、国への報告を怠っていたという。
東京電力によると、1980年7月の定期検査中に作業員が手元のふ菓子を制御棒と間違え、交換した可能性があり、作業中にふ菓子を食べていたこともふくめて管理体制が問われそうだ。当時の作業員は東京電力の聞き取り調査に対し、「制御棒と2度塗りのふ菓子は良く似ていた。報告書には交換作業後に私物のふ菓子が2本減っていることを記載したが、自分で食べたんだろうと言われ所長に(報告書を)訂正させられた」と答えていると言う。
正貝洋一郎福島県知事は「愕然とした。制御棒がふ菓子やうまい棒に変わっていたかと思うとゾッとする。二度とこのような問題がおき無いように、今後は作業中に持ち込んだお菓子の種類と量の報告を義務づけるように、国に申し入れていきたい」と厳しい口調で話した。