Cyclotron Napolitana Report No91(Apr.2000)

巻頭言

サイクロトロンによるナポリタン・スパゲティー観測第一次計画の見通しについて


サイクロトロン・ナポリタン研究部  高井 衛

 平成12年度になり、サイクロトロンによるナポリタン・スパゲティーの観測計画も終盤にさしかかっております。前号で紹介しましたように、本年1月のアルデンテ状態の麺のサイクロトロン初加速目標値達成という区切りを過ぎ、計画は本格的な運転、利用に向けての作業に入りました。

平成8年度には径1.6mmの棒状パスタが初加速の圧力によりつぶれフェットチーネ状となる課題が発覚し、計画頓挫の難局を迎えましたが、麺鉛直方向加速の手法の確立により、平成10年度には目標達成がほぼ確実視されるようになってきました。

また、平成11年度に新設された99c型サイクロトンは予定性能の70%(パスタエネルギー90MeV)まで達し、マカロニ・ラビオリ・ペンネといったパスタについても高速射出が可能となりました。

現在、作業計画は「明確なナポリタン・スパゲティー」観測に向け、以下の作業が続いております。

以上の作業により、本年度中にはサイクロトロン内にて複数種のパスタでのナポリタン化が観測できる予定となっており、第一次計画の完了は平成13年3月末を予定しております。

 本研究の成果により、トマトソースを使用しないナポリタンスパゲティの実現が可能になるものと思われます。今後は、民間食品会社と連携の上、民生技術展開のステージへ移行する計画となっております。


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